[2012年08月17日]

鬼灯を遊ばす舌をふと見たり

山田土偶(1896~1983)

鬼灯(ほおずき)が秋の季語。酸漿(ほおずき)、鬼燈(ほおずき)も同意の季語です。
卓袱台の上に鬼灯が3個転がっています。
ほおずきは、秋になると袋状の萼も実も赤く色づきます。この中身をとりだした実を女の子が口に入れて鳴らす遊びは平安時代からすでに行われていたと言われています。
作り方は丸い実をからより取り出してへたの部分に小穴を開けて種を除いて空にすればおもちゃになります。むかしの女の子はこれを口に入れて舌で圧して上手に鳴らしました。
ほおずきは、ふつう観賞用に栽培されるナス科の多年草。
この句は、あどけない子の余りの器用さにつられてふと舌を見てしまった、という日常の一こまを詠っています。
作者やまだ・どぐうの紹介は、2012年1月6日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・夏の甲子園、浦和学院の8番センター西岡君、猛打賞。天理高校が次の相手。

投稿者 m-staff : 2012年08月17日 10:11

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