[2012年08月19日]

秋を呼ぶ風のひびきや沢桔梗

小松崎爽青(1915~2003)

沢桔梗(さわぎきょう)が秋の季語。ちょうじなも同意の季語です。
8月の尾瀬のカレンダー写真で取り上げる気持ちになりました。
尾瀬沼や八甲田などの湿原に多く自生して、茎の長さは1メートルほどになります。秋の七草の桔梗とは花を異にして、上に二、下に三の唇の形をした鮮紫色の花をたくさんつけます。
キキョウ科の多年草。キキョウとは似ていませんが、色合いからこの名が生れたと思われます。
この句は、まことに美しく沢桔梗の姿を伝えています。秋がより一層身近に感じられます。
作者こまつざき・そうせいの紹介は、2005年9月29日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花・下巻」創元社、2008年刊)
・夏の甲子園、桐光学園の松井、浦和学院の西岡選手を注目しています。ベスト8に残れるのはどちらの学校でしょうか。

投稿者 m-staff : 2012年08月19日 10:50

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