[2012年08月22日]

溝萩やかがむになれし農婦の腰

能村登四郎(1921~2001)

溝萩が秋の季語。千屈菜(みそはぎ)、禊萩(みそはぎ)も同意の季語です。
ミソハギ科の多年草で、山野の湿地や田のあぜに自生します。高さは1~1.5メートルほど。葉は咲きの尖った円形。8月ごろに紅紫色の小花が穂のように開きます。お盆に盆花とかまたは精霊花として盆棚に供える風習があります。本来は仏花で、禊萩から転じてミソハギになったといわれています。溝などに生えるので溝萩になりました。
この句は実景ですね。お盆明けに、腰をかがめて作業をしている農婦のそばに、溝萩が咲いています。田園風景の一風景ですね。
同じ作者に次の句があります。
ながき穂の溝萩いつも濡るる役  登四郎
雨に濡れている花の風情が伝わってきます。
作者のむら・としろうの紹介は、2006年8月20日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・富士山が黒々と顔を見せています。甲子園の決勝戦は、彼我の実力から大阪桐蔭と青森の光星学院と予想します。

投稿者 m-staff : 2012年08月22日 10:10

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