[2012年08月27日]

食べてゐる牛の口より蓼の花

高野素十(1893~1976)

蓼(たで)の花が秋の季語。蓼の穂、穂蓼、蓼紅葉も同意の季語です。
この句は、多くの歳時記で蓼の花の代表的な句として取り上げられています。
たで科の1年草。高さは60センチから90センチほど。ときには大形で2メートルにもなるものがあります。花にははっきりした花弁が無く萼が紅白で美しく見えます。たでといえば、普通はやなぎたでを指します。いぬたで、はなたで、さくらたで、ぼんとくたで、おおいぬたで、などを含めた総称と考えられます。類似の花には、みぞそば、やのねぐさ、あきのうなぎつかみなどがあります。花の可憐さ、にじむさびしさがポイントになります。
この句は、のんびりと蓼の花を食べている牛の口が印象的ですね。
作者たかの・すじゅうの紹介は、2005年2月23日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花・下巻」創元社、2008年刊)
・台風15号が沖縄を通過中、これから朝鮮半島を北上します。被害が出なければいいのですが…。

投稿者 m-staff : 2012年08月27日 10:03

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