[2012年08月28日]

秋の蛍女は夜を淋しがる

石井露月(1873~1928)

秋の蛍が秋の季語。秋蛍、残る蛍、病蛍(やみほたる)も同意の季語です。
蛍は元来、夏の季語です。しかし、源氏蛍などは普通7月から8月までで姿を消してしまいますが、平家蛍は8月末から9月中旬、ときには10月になっても、川のほとりで細々と光っていることがあります。秋めいてから、蛍に思いがけなく会うとひとしお哀れが増してきます。俳句に詠む場合は、実景というよりは哀歓の象徴として詠まれる場合が多くあります。
この句は、特に「女」としていなくても誰でも秋の蛍は深い郷愁を誘ってくれますね。
作者いしい・ろげつの紹介は、2009年12月2日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・ボストン・レッドソックスの松坂は、右ひじの手術をしてから苦戦が続きましたが、今朝方4時ごろようやく勝ちを手にしました。このままチームの柱になってほしいと念じます。

投稿者 m-staff : 2012年08月28日 11:05

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