[2012年09月03日]

萩の風何か急かるる何ならむ

水原秋櫻子(1892~1981)

萩の風が秋の季語。初萩、萩の花、山萩、野萩、白萩、小萩、真萩、萩散る、こぼれ萩、乱れ萩など多数の同意の季語があります。
萩は、咲きだすととめどない、しどけない姿に変容します。そこで、こぼれとか乱れ萩と言った表現になりますね。
もともとは山野に自生する落葉低木。マメ科はぎ属の総称です。北米や東アジアなどを中心に分布していますが、日本では種類も多く花の美しいものも多く見られます。可憐な房状の花が枝ごとしなやかに揺れている様子や散りこぼれる姿は日本人の情念を表す「もののあはれ」に繋がるものとして愛されてきました。
この句は、風に揺れている萩の心はどこにあるのでしょうかとそれぞれの身のうちの定めならぬ人生の一こまを言い当てているようですね。
作者みずはら・しゅうおうしの紹介は、2005年1月17日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・昨晩は大雨でした。今朝もちょっぴり涼しいといった感じです。レッドソックスの松坂は敗戦しました。良いのか悪いのかわかりませんね。

投稿者 m-staff : 2012年09月03日 09:41

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