[2012年09月08日]

抽斗にどんぐり転る机はこぶ

田川飛旅子(1914~99)

どんぐり(団栗)が秋の季語。橡(くぬぎ)の実、団栗独楽、団栗餅も同意の季語です。
裏の武山の散歩道で団栗の落ちているのが目に付き始めました。秋ですね。どんぐりには、可愛らしい、ころころしている、大きい、小さい、丸い、長いなど色々の表現で俳句になっています。
ブナ科の橡や樫、コナラなどの木の実で堅く滑らかな堅果を半球形の殻が半分ほど覆っているのが特徴です。縄文中期以降の遺跡ではどんぐりを貯蔵していた様子が多く発掘されています。当時は貴重な食べ物であったようですね。
この句は実景でしょう。小学校の教室で清掃のために机を移動しているときの様子が浮んできます。わたしも拾ってきたどんぐりを幾つも机の抽斗(ひきだし)に大事にしまっていた記憶があります。
作者たがわ・ひりょしの紹介は、2006年4月24日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・パラリンピックは、スポーツと言うよりは、体をいじめすぎているように思えて仕方がありません。

投稿者 m-staff : 2012年09月08日 10:26

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