[2012年09月09日]

菊酒や粧ひ匂ふ女の童

吉田冬葉(1892~1956)

菊酒が秋の季語。重陽(ちょうよう)、重九、菊の宴、菊の節句、菊の日、今日の菊、重陽の宴なども同意の季語です。
陰暦9月9日の節句で中国から伝来しました。九の数は陽とされ、その九の重なることをめでたいとされ、重陽とも重九とも言われました。高い丘に登り、菊花酒を飲み、女性はしゆゆの袋を身につけて邪気を払いました。1月7日、3月3日、5月5日、7月7日とともに五節句と言います。陰暦の9月は農民にとって収穫の月であり、各地で様々な行事が行われます。今はそのようなことは行われなくなりましたが、滋賀県では9月9日を秋祭りにしているところもあります。
この句は、重陽の祭に、化粧をした女童が杯に菊花酒を注いでいる様子がうかがわれます。
作者よしだ・とうようの紹介は、2006年11月5日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・千葉から4歳男児が遊びに来て朝から走り回っています。

投稿者 m-staff : 2012年09月09日 09:14

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