[2012年09月10日]

鳴きそめしつくつくぼうしいづれ死ぬ

斎藤 玄(1914~80)

つくつくぼうしが秋の季語。つくつく法師、おしいつく、法師蝉、つくつくしも同意の季語です。
9月2日にも取り上げた法師蝉がまだ賑やかに鳴いています。蝉は鳴き尽くすまで、蜻蛉は「声無き民」に見えますね。
つくつくぼうしは、秋風の立ち染める頃に、リズミカルな、また素っ頓狂なけたたましい声で鳴いています。古来から、「筑紫恋し」「美しよし」とも聞こえてきたと言われます。。小さい形で色黒く、黄緑の斑紋があります。蜩に比べると文句なく秋の蝉ですね。中国では寒蝉(かんせん)とも言われています。
この句は、つくつくぼうしのいずれ死ぬ景色が見えてくるように断定しています。その様子が哀れに感じられます。
今日は、二百二十日。立春から数えて220日目。
作者さいとう・げんの紹介は、2005年9月27日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」邑書林、1996年刊)
・パラリンピックが閉幕。ロンドンよ、有難う。次はリオで会いましょう。

投稿者 m-staff : 2012年09月10日 09:56

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