[2012年09月11日]

うらなりの南瓜ばかりの笊二つ

上村占魚(1920~96)

南瓜が秋の季語。とうなす、なんきん、ぼうぶら、なんばんも同意の季語です。
南瓜には3種類あります。ひとつめは、日本種と呼ばれるもので江戸時代に南蛮から渡来したもので、扁球形をしていて、やわらかく、ねばりけがあって、甘い。表面は深緑色で熟すと赤い褐色になります。二つめは明治以後に入ったもので、北海道などで作られている大形の実がつくもの。栗南瓜とも言い、果肉がかたく粉のようでほくほくし、主食の代わりになります。三つめは、西洋南瓜で、ぼんきんと言い、形や色にいろいろと変化の多いもので、飼料にし、観賞用にもなります。
この句の「うらなり」は、「末生り、末成り」で瓜などの蔓の末に実がなることで、小ぶりで味もよくありません。二つの笊(ざる)にうらなりが二つ、しょぼい南瓜ですね。
作者うえむら・せんぎょの紹介は、2006年6月27日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・雨が降りませんね。取水制限が始まりました。水を大事にしなくては。後は台風待ちのようです。

投稿者 m-staff : 2012年09月11日 10:01

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