[2012年09月12日]

コスモスや子がくちずさむ中也の詩

大島民郎(1922~2007)

コスモスが秋の季語。秋桜、おおはるしゃぎくも同意の季語です。
この花の印象は、葉が細く頼りなげに見えますが、性質は丈夫で、どこにでも咲いています。風に吹かれて漂うように揺れています。しぶとい花ですね。
キク科の1年草。高いもので2メートルにも達します。枝は分かれて羽のような葉がよく見られます。茎の先に頭状花をつけます。色は、白、淡紅、深紅など群がって咲いています。各地にコスモス街道と呼ばれる場所が多くあります。
この句の中也は、詩人・中原中也(1907~37)のこと。どのような詩を口ずさんでいたかは想像だけですけどね。例えば、やるせない歌でしょうね。
「思えば遠くきたもんだ/ この先まだまだ何時までか/ 生きてゆくのであろうけど」…など。
作者おおしま・たみろうの紹介は、2008年7月26日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花・下巻」創元社、2008年刊)
・深夜に雷雨が押し寄せました。水源地に降れば良いのにね。

投稿者 m-staff : 2012年09月12日 09:36

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4125