[2012年10月05日]

老の手の赦さじと引く藪枯し

永井東門居(1904~90)

藪枯しが秋の季語。貧乏葛、藪枯らしの花も同意の季語です。
散歩の道端でよく目にします。ぶどう科の多年草。蔓性で周囲に
まきついて伸びてゆきます。花は5ミリと小さくて花弁は緑色で目
立ちません。開花するとじきに花弁が落ちてめしべの周りに花盤
という箇所が淡い紅色に色づきます。このために粟粒を集めたよ
うな花序が膨らんでとても味わいがあります。
この句は、藪をも枯らしてしまうほどの繁殖力をユーモアあふれる
気持ちを詠っています。「赦(ゆる)さじ」というのが面白い表現で
すね。いろいろなものにまきついてはびこってゆくのがとても面
白い植物です。
東門居は、作家永井龍男の俳号です。
作者ながい・とうもんきょの紹介は、2006年12月4日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・大リーグのレギュラーシーズンが終了。プレーオフは日本時間
6日から始まります。ダルのレンジャーズはオリオールズと対戦。
楽しみです。

投稿者 m-staff : 2012年10月05日 09:23

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