[2012年10月07日]

蓮の実の飛ぶ静かなる思惟を見し

中島月笠(1899~1987)

蓮の実の飛ぶが秋の季語。蓮の実も同意の季語です。
蓮の花は、多くのめしべが逆円錐形の花床に半分埋まっており、花の咲いた後にこの花床の穴に実ができます。やがて実は穴から水中へこぼれ落ちて後には蜂の巣状の果床だけが残ります。
この実の落ちる様子を「蓮の実飛ぶ」と言い、しみじみとした感じをもたらしますね。
この句は、その蓮の実が飛ぶ様を見て、生命の躍動をとらえています。「思惟」は仏教用語で、心を集中し、ぽっと飛び出してくる知恵を待つという意味があります。
作者なかじま・げつりゅうの紹介は、2007年4月22日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・3連休の今日は雨が降っています。ダル、上原のシーズンが終わりました。後はイチロー、黒田のヤンキースがオリオールズと対戦します。

投稿者 m-staff : 2012年10月07日 09:27

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