[2012年10月25日]

主人より烏が知れる通草かな

前田普羅(1884~1954)

通草(あけび)が秋の季語。木道、山女(あけび)、あけぶも同意の季語です。
かつて山形へ行ったときに、はじめて通草を食べました。甘くてとてもおいしかったことを覚えています。そのときにお世話になった浅野さん、元気でおられるかしら。
あけび科のつる性落葉低木。4、5月に淡い紫色の花をつけて、9月から10月にかけて実が熟して紫色に色づきます。果皮は厚くてバナナ状で、熟して縦に割れることから「開け実」と呼ばれます。
この句は、山の中で自然に熟成している通草の在りかを知っているのは、烏ばかりで主人(あるじ)はさっぱりどこにあるかわからないと言う面白さを感じます。
作者まえだ・ふらの紹介は、2005年2月5日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」創元社、2005年刊)
・ワールドシリーズが開幕しました。サンフランシスコとデトロイトの戦いです。いつも思うのですが、ワールドシリーズではなくてUSAシリーズですよね。

投稿者 m-staff : 2012年10月25日 10:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4170