[2012年11月04日]

しばたたく夜寒の翳を睫毛にし

大野林火(1904~82)

夜寒(よざむ)が秋の季語。夜寒さ、宵寒、夜寒しも同意の季語です。夜寒は晩秋の夜分に寒さを感じることです。その寒さは、部屋で机に向かっていても、いつしか忍び込んできます。それほどに厳しくない夜寒はどことなく哀感をさそいますね。日中は暖かのですが、日が暮れると次第に寒さが忍び寄ってきます。机や木にふれるとひんやりとしますね。
この句は、作者が読書をしていたときでしょうか。ふと睫毛(まつげ)をしばたたいたときの、ひそやかな翳(かげ)に夜寒を感じ取りました。「夜寒」を睫毛というからだのごく一部の肉体感覚から感じています。繊細な表現ですね。
作者おおの・りんかの紹介は、2005年6月13日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・心情的に北海道日本ハムファイターズを応援していましたが、予想通り実力に勝る読売ジャイアンツが順当に日本シリーズを制しました。原監督はしてやったりと思っていることでしょう。ビールかけが冷たく見えます。

投稿者 m-staff : 2012年11月04日 10:23

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