[2012年11月11日]

冬となる光りの中のきつね雨

長谷川双魚(1897~1987)

冬となる光りが冬の季語。三冬、九冬、玄冬、冬帝、冬将軍、羽音(うおん)、上天など多数の同意の季語があります。
冬の初めごろの天気は、3、4日の周期で変化して、木枯らしが吹き始めます。しかし、その風は長く続かずに、半日か1日で終わります。その後は時雨になり、やがては回復して小春日和になります。そのようなサイクルで本格的な冬になってゆきますね。
「きつね雨」は、「狐の嫁入り」とか「戯」、「日照雨(そばえ)」などと呼ばれます。日が当っているのに、にわか雨が降ることで、夕方などに良く見られます。この句は、冬の光りの中で、きつねに騙されたようなお天気雨を詠んだものですね。
作者はせがわ・そうぎょの紹介は、2006年9月18日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」新潮文庫、2005年刊)
・昨日は雲ひとつ無い冬の暖かい青空でした。今日は曇りから夕方には雨の予想です。少しずつ冬になってゆきます。

投稿者 m-staff : 2012年11月11日 10:07

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