[2012年11月20日]

風冴えて魚の腹さく女の手

石橋秀野(1907~47)

風冴えてが冬の季語。冴ゆる、冴ゆる夜、冴ゆる月、冴ゆる星、霜冴ゆる、冴ゆる声なども同意の季語です。
寒さは厳しいのですが、冴ゆるは寒さがきわまり、醇化されて、すきとおるような感じを言います。夜は特にそうですね。冴ゆる夜、冴ゆる月、冴ゆる星などを指します。
この句は、台所での光景ではなく、水揚げされた魚を次々とさばいて処理する漁港での作業を言っているように思います。冷たい風に乗って当たり一面には魚の臭いがしています。素早く同じ動作をしながら女性の手には、皹(ひび)、皸(あかぎれ)が目立ちますね。女たちの生活の匂いがしてきます。
今日は、二の酉です。
作者いしばし・ひでのの紹介は、2005年9月7日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・自民党の安倍さんに政権をまかせると金融政策が危ないですよ。一時的には円安ドル高になりますが、根本的なデフレ脱却にはなりません。劇薬です。

投稿者 m-staff : 2012年11月20日 10:15

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