[2012年11月26日]

枯すすき海はこれより雲の色

平畑静塔(1905~97)

枯すすきが冬の季語。枯芒、枯薄、芒枯る、枯尾花、冬芒なども同意の季語です。
冬のなると枯れた植物は多く見られますが、その代表格は芒でしょうね。美しく見える穂も冬になると枯れてわびしい姿になります。
「夫木和歌抄」の次の歌が雰囲気をよく伝えてくれます。
野辺みれば尾花も見えぬむらすすき枯葉が木に霜ぞ置きける
この句は、自然の光景が浮んできますね。冬晴れで海面が明るくみえていましたが、ふと日が翳って暗くなり、気がつけば海は雲の色に変化しています。「これより」が効いています。
作者ひらはた・せいとうの紹介は、2005年4月7日を参照。
(出典:角川書店編「合本俳句歳時記第三版」、2003年刊)
・今朝は、パソコンのセキュリティソフトの入れ替えで時間を食ってしまいました。午後にオープンです。

投稿者 m-staff : 2012年11月26日 13:40

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4204