[2012年11月29日]

冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ

日野草城(1901~56)

冬晴れが冬の季語。冬日和、冬麗、冬晴るるも同意の季語です。
この句は、1956(昭和31)年刊行の遺句集「銀」に所収されています。
永年病床にある作者は、病床でうつらうつらと眠っていました。ふとその眠りから覚めたとき、外は眩しいぐらいの冬晴れでした。瞬間、朝かと思いました。健康なときと同じような夜の眠りのあとの朝の目覚めかと錯覚しました。しかし、そうではありません。いつの間にか眠りに落ちたのでしょうか。静かな真昼の光りの中で取り残されたように病床に臥せっています。作者、死の1年前の作品です。人間の生死の一端が見事にとらえられていますね。
作者ひの・そうじょうの紹介は、2005年1月9日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・政治家になったことが無いのでわかりませんが、よっぽど良いことがあるのかしら。それにしても誰のための政治なのでしょうか。

投稿者 m-staff : 2012年11月29日 10:13

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