[2012年12月05日]

梟のねむたき貌の吹かれける

軽部烏頭子(1891~1963)

梟(ふくろう)が冬の季語。母食鳥(ははくいどり)、梟鳴く、しまふくろう、しろふくろうなども同意の季語です。
フクロウ科の留鳥で全長50センチほど。夜行性の猛禽類で、特徴は顔盤(がんばん)と呼ばれる平たい顔。ゴロスケホッホーの鳴き声とともに、考え深そうな風貌がイメージをかき立ててくれます。灰褐色の大きな翼で音をたてずに飛翔して、小動物を捕獲します。
人面に似た顔で、知恵ある鳥、鳥の長老という役柄で童話などに登場しますね。
この句は、一見して眠たそうな梟の雰囲気をよくとらえています。「ねむたき貌(かお)」が効いています。
作者かるべ・うとうしの紹介は、2008年2月17日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・中村勘三郎が病気で逝きました。57歳。誰からも愛される面白い役者でした。来年春の歌舞伎座開場に間に合いませんでした。合掌。

投稿者 m-staff : 2012年12月05日 09:25

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