[2012年12月12日]

寒き夜や折れ曲がりたる北斗星

村上鬼城(1865~1938)

寒き夜が冬の季語。冬の夜、冬夜、夜半の冬、寒夜、寒き夜なども同意の季語です。
冬の夜は、何の音も聞こえず静寂の中にあります。表は、寒々として出て歩く人少なく、時にひとの靴音が響いています。ひしひしと伝わる寒さは侘しく感じます。
この句は、屋外で寒い夜に、北斗星が折れ曲がって見えたという、心の動きを句に詠っています。
同じ作者に次の句があります。
影法師の壁にしみ入る寒夜かな  鬼城
寒い夜に、壁に影法師がしみているなぞ、怖い情景ですね。
作者むらかみ・きじょうの紹介は、2005年2月2日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・北朝鮮がミサイルを発射した模様、日本政府が確認、9時49分ごろ。

投稿者 m-staff : 2012年12月12日 10:06

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