[2012年12月17日]

枯蘆に曇れば水の眠りけり

阿部みどり女(1886~1980)

枯蘆(かれあし)が冬の季語。
1955(昭和30)年刊の句集「微風」に所収されています。
日本は、「豊葦原の瑞穂」の国と古くから言われており、多くの歌に詠まれてきました。
蘆(葦、芦)はイネ科の多年草で、各地の水辺に生えています。春の角ぐむ蘆、夏の青蘆、秋の蘆の秋、そして蘆刈、蘆火として親しまれた蘆も冬になると枯れて、穂は呆けて、葉も下ほうから落ちてゆき、茎だけになり、荒涼とした光景になります。
この句は、曇り空の枯蘆のもとでは、水はとろんとして眠っていると捉えています。ただそれだけの風景ですが、心に響くものがありますね。
今日は、東京浅草寺歳の市、羽子板市
作者あべ・みどりじょの紹介は、2005年6月2日を参照。
(出典:大岡信著「続折々のうた」岩波新書、1990年刊)
・民主党の惨敗は「まさか」ではありません。成るべくして成ったこと。早く敗北を総括して立ち直ることしかありません。

投稿者 m-staff : 2012年12月17日 10:05

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