[2012年12月18日]

冬星照らすレグホンの胸嫁寝しや

香西照雄(1917~87)

冬星が冬の季語。冬の星、寒星、凍星、荒星、冬銀河、冬星座、星冴ゆるなども同意の季語です。
冬星は、凍りついたような空にさむざむとした鋭い光を放つ星を言います。冬空の天の川は、身につまされるような味わいがありますね。木枯らしが吹き、霜が降りるようになると、スバル、牡牛、双子、オリオンなどのめだつ星座が見られます。冬の空は星そのものが鮮やかに眺められるようになります。
北海道の田舎に住んでいた中学生の頃に、家で鶏を飼っていたことありました。鶏の鳴き声で1日が暮れていきました。ある日、鶏はどうやって卵を産むかを覗いてみたことがありました。鶏のおなかの下に手を入れて直接卵を受け止めてそのあまりの熱さにびっくりしました。今でもそのときの熱さを思い出します。
この句のレグホンは、鶏の種類で、そのレグホンの純白の胸が冬空の下の鶏小屋に見えていて、鶏が眠っている時間に、世間の嫁たちは家事に疲れてもう眠ってしまっただろうか、と作者は心配しています。
作者こうざい・てるおの紹介は、2006年11月23日を参照。
(出典:清水哲男著「「家族の俳句」歳時記」主婦の友社、2003
年刊)
・民主党がこけて、自民党に政権が転がり込みました。さて、どのような政治の運営がなされるか厳しい目で見なければなりませんね。

投稿者 m-staff : 2012年12月18日 10:04

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