[2012年12月22日]

俗名と戒名睦む小春かな

中村苑子(1913~2001)

小春が冬の季語。小春日、小春日和、小春風、小春空、小春凪、小六月なども同意の季語です。
小春は、「小六月」とも言い、陰暦十月の異称。立冬を過ぎて日毎に寒さがつのってくる時期の中でも、よく晴れて風も穏やかな日和が続くことがありますね。移動性の高気圧に覆われているからで、これを「小春日和」と言います。「小春日」と言うとその中の一日であり、またその日差しを言います。寒さに向かう中でほんのひとときの温かい日々を春のようであるとこの季語は言っています。
この句は、平成5年刊の句集「吟遊」に所収されています。意表をつく題材ですね。作者は、亡くなった俳人高柳重信の十年忌を迎えてやっと本来に自分に戻ったと言っています。この句の俗名、戒名の思い入れが伝わってきます。
作者なかむら・そのこの紹介は、2005年3月25日を参照。
(出典:大岡信著「新折々のうた1」岩波新書、1994年刊)
・政府の「地震予測地図」で今後30年以内に震度6弱以上、横浜は71.0。横須賀も同程度の震度になるでしょう。それまで生きているかはわかりませんが、十分な対策が必要ですね。

投稿者 m-staff : 2012年12月22日 10:25

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