[2012年12月24日]

黒人の掌の桃色にクリスマス

西東三鬼(1900~62)

クリスマスが冬の季語。降誕祭、聖誕祭、聖夜、聖歌、聖樹、サンタクロースなども同意の季語です。
キリストが生れたのは夜と言われていますが、その年月日は定かではありません。3世紀ごろから1月6日に降誕を祝うことが行われてきました。ローマ教会は古くから12月25日を降誕の祝日としています。
近代になると街やデパートや家ではクリスマスツリーを飾り、贈り物、クリスマスカードを交換し、七面鳥を食べ、シャンペンを飲みます。子どもたちはツリーに靴下を吊るして、サンタクロースの贈り物を楽しみにしてイヴの夜を眠ります。
今日は、クリスマス・イヴ。
この句は、異邦人の黒人の掌(て)の桃色に着目して、万人への愛を表現しています。
同じ作者に次の句があります。
クリスマス馬小屋ありて馬が住む  三鬼
陳氏来て家去れといふクリスマス 
いずれも目の付け所に感心します。 
作者さいとう・さんきの紹介は、2005年1月18日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・晴れていますが、寒気の強烈な風が吹いています。雪の匂いがしてきます。

投稿者 m-staff : 2012年12月24日 10:21

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