[2013年01月08日]

膝に来て模様に満ちて春着の子

中村草田男(1901~83)

春着が新年の季語。春衣(はるぎ)、正月小袖、春衣装も同意の季語です。
春着は、正月に着るために新調した衣服、または正月用の晴れ着を言います。多くは女性や子どもの衣装を指します。さらに春の季節に着る着物の意味にも使います。初詣や成人式のときに、春着姿の人々が神社や町を賑わせている光景は鮮やかで華やかに映りますね。新年に初めて着る晴れ着を初衣装、初重ねとも言います。
この句の膝に甘えている女の子の春着は袖の長いものでしょうね。それは父親の膝を覆う隠すほどの華やかなものです。小さな女子の身体が春の晴れ着に埋まっている感じがします。とかく古くなりがちな春着の印象が新鮮な感性で活かしきっています。
作者なかむら・くさたおの紹介は、2005年1月23日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・松の内も過ぎて町に活気が戻ってきました。経済団体、業界団体の年賀交換会は、今年の景気の行方に明るさが見られます。

投稿者 m-staff : 2013年01月08日 09:51

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