[2013年01月10日]

「いづれの御時にか」読初をこゑに出す

上田五千石(1933~97)

読初(よみぞめ)が新年の季語。読書始(どくしょはじめ)、初草紙(はつぞうし)も同意の季語です。
新年になって初めて書物を読むこと。昔はそれとかなり違ったもので、行事としての性格が強かったようです。漢書などを音読して新年の淑気をさらに引き締めたものです。正月に愛読の書をひも解くのはとても楽しいことですね。
この句は、「源氏物語」第一帖の冒頭部分。桐壺帝と桐壺更衣の悲恋、その間に光源氏が誕生します。
「いづれの御時にか、女御、更衣あまた、さぶらひたまひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。」
私の読初は、ブリューノ・モンサンジョン著「リヒテル」(筑摩書房、2000
年刊)。痛快な一書でした。
作者うえだ・ごせんごくの紹介は、2005年1月19日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・横須賀の今日の天気。晴れで最高気温は9度、風速は9メートル、外は寒そう。日のあたるリビングは暖房無し。

投稿者 m-staff : 2013年01月10日 10:03

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