[2013年01月12日]

火のけなき家つんとして冬椿

小林一茶(1763~1827)

冬椿が冬の季語。寒椿、早咲きの椿も同意の季語です。
横須賀市西公園の野球場の周りには、椿の生垣が延々と続いています。私の散歩道です。暮れから正月にかけて歩いていると枯れた風景の中で椿だけが赤く元気良く咲いています。
椿の花は、木偏に春と書くように早春に咲きますが、場所によっては晩秋に咲くものもあります。冬椿は、とくに冬期になって早咲きする種類の椿を言います。四国の南部や伊勢湾地方、伊豆、三浦、房総半島などは、普通の品種でも開花が早くなりますね。
この句は、火の気の無いひっそりした家の床の間でしょうか、椿がつんとした風情で活けられている様子が分かります。この家の家人を言い当てているのでしょうね。
作者こばやし・いっさの紹介は、2005年3月27日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花・下巻」創元社、2008年刊)
・大江健三郎は、私にとって相性の悪い作家。「宙返り(上、下)」をようやく読了。やはり衒学的で面白くない。

投稿者 m-staff : 2013年01月12日 10:01

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4263