[2013年01月14日]

雲なす木目成人の日の机拭き

能村登四郎(1911~2001)

成人の日が新年の季語。成人式、成人祭も同意の季語です。
毎年、どこかの成人式で若者が荒れて主催者がてこずる光景が見られます。
成人の日は、国、地方自治体、企業などが成人に達したひとを祝う儀式です。成人に達したことを社会的に認知する儀式。お酒も煙草も今日から解禁。破目をはずさぬように、ほどほどにしとけ、とは人生の先輩の独り言。
作者は教師。成人の日に、机の木目が雲のように見えていて、それを一生懸命に拭いている様子が伝わってきます。この句からは大人になったばかりの清清しさを伝えてくれます。
同じ作者に次の句があります。
足袋きよく成人の日の父たらむ  登四郎
足袋は今ではスニーカーになることでしょう。
作者のむら・としろうの紹介は、2006年8月20日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・今年になってはじめての雨。風も強くなってきました。成人式は大変でしょうね。

投稿者 m-staff : 2013年01月14日 09:48

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4265