[2013年01月16日]

寒の雨煙の上を白く降る

篠原温亭(1872~1926)

寒の雨が冬の季語。冬の雨、寒九の雨も同意の季語です
冬の雨のことですが、とくに寒の内に降る雨を言います。北国ではこのようなことはありません。関東地方から西の地方だけに見られます。寒に雨の降るのは暖かいためで、春の接近を知らせる雨ともいえます。雨の後は、暖かい天気になることが多いのですが、また季節風が吹いて寒くなることもあります。寒に入って9日目に降る雨を「寒九の雨」といって豊作の兆しとされています。今年は14日に当ります。
この句は、どこかに何か煙を上げている場所があってその上を寒の雨が白く降っていて、一瞬、春が近づいているという錯覚を起こさせますね。
今日は、薮入り。今では使われることも無くなりましたね。
作者しのはら・おんていの紹介は、2007年3月15日を参照。
(出典:篠原温亭著「温亭句集」民友社、1927年刊)
・今朝の温度は0度。寒中お見舞い申し上げます。

投稿者 m-staff : 2013年01月16日 09:54

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4267