[2013年01月19日]

双六の振出しのまづ花ざかり

後藤比奈夫

双六(すごろく)が新年の季語。絵双六、盤双六、道中双六、役者双六、出世双六なども同意の季語です。
孫たちが来ると押入れにしまってある双六遊びが復活します。
現在双六と言うのは絵双六のこと。万葉集の頃からあったものは「盤双六」といって将棋盤のような盤の升目に黒白の石を並べてサイコロをふって争ったと言われています。江戸時代になって紙で作ったものが出来て絵双六と呼ぶようになりました。
この句は、競技者がそれぞれのこまを振出しに並べて競技を開始する様子がうかがえます。それを花ざかりと表現していますね。
同じ作者に次の句があります。
双六の振出しといふ初心あり  比奈夫
双六には、「振出しに戻る」と言うことがあって、せっかく上りに近づいたのにサイコロの出方によっては振出しに戻ることが往々あります。これはどうやら人生の落伍に似ています。
作者ごとう・ひなおの紹介は、2005年3月23日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・今日は横浜で初句会。寒そうです。

投稿者 m-staff : 2013年01月19日 09:10

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