[2013年01月23日]

冬薔薇やなにへともなき憤り

稲垣きくの(1906~87)

冬薔薇(ふゆばら)が冬の季語。冬薔薇(ふゆそうび)、寒薔薇(かんそうび)も同意の季語です。
薔薇は、冬になってもあちこちで咲いていますね。温室で咲かせて冬に出回るものは冬薔薇とは言いません。露地などで自然に咲いているのが本来の冬の薔薇です。
冬になっても薔薇が咲くようになったのは近代になってからです。西洋での薔薇の品種改良は目覚しく、今では栽培種のほとんどが四季咲き種です。
冬の薔薇は花が小さく豪華さはありません。霜に打たれて咲いているのは見ものですね。
この句の作者は冬に咲いている薔薇を見て、何かに憤りを覚えています。私はアルジェリアの人質事件に不条理の憤りを覚えます。
作者いながき・きくのの紹介は、2006年6月8日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・デフレからインフレへ。危うい政府主導の金融政策。国民は政治家を信用していません。どうなりますか。

投稿者 m-staff : 2013年01月23日 09:42

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