[2013年01月26日]

冬晴をすひたきかなや精一杯

川端茅舎(1897~1941)

冬晴が冬の季語。
毎年のことですがこの頃は、表日本はからからと晴れた日が多く、裏日本は曇った陰鬱な日が続きます。初冬は小春日和が続き、それを含めて冬日和と言いますが、冬晴は主に12月、1月の厳寒の頃は冴え渡った晴天を言います。その感覚は「冬日和」よりも「冬晴」がふさわしいでしょう。「秋晴」「冬晴」は使われますが、「春晴」「夏晴」は用いられません。寒晴の語感は、鋭く、厳しく、物の形をくっきりと浮かび上がらせます。
この句は、精一杯に冬晴を吸いたいほどの気分にあると表現しています。作者は自らの心象風景を見事に表しています。
作者かわばた・ぼうしゃの紹介は、2005年2月15日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・横浜のみなとみらい地区にある日揮の本社は、ランドマークタワーの隣、泪でかすんでいました。

投稿者 m-staff : 2013年01月26日 10:10

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