[2013年02月02日]

春近し時計の下に眠るかな

細見綾子(1907~97)

春近しが冬の季語。春隣、春遠し、春いまだ、春まぢか、春遠からじなども同意の季語です。
29日に横浜駅の近くに用事があって東口から水際公園を散策しました。公園のベンチでは、犬を散歩させている奥様風の二人が占拠していて、そのそばには家なき衆生が寝ておりました。
冬が終わりになるとどことなく春の気配がしてきます。そのひとつの現象として、降っていた雨が雪なり、雪が雨になったりします。光りの春といって日差しが強くなり始めて空がきらきらしたりして、寒いのですがどこと無く明るい感じがしてきますね。
この句は、何よりも作者も時計も春の来たらんことを願っているかのように見えます。チクタクと音が聞こえてきます。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年3月19日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・三浦半島に風雨波浪注意報が出て轟々と音が聞こえます。

投稿者 m-staff : 2013年02月02日 09:49

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