[2013年02月08日]

五六丈滝冴え返る月夜かな

大島蓼太(1718~87)

冴え返るが春の季語。寒もどり、寒返る、しみ返るなども同意の季語です。
冴え返るは、冬の季語の「冴(さ)ゆ」を受けている季語。「冴ゆ」は、しみいるような冷たさを言い、澄みきった感じがする言葉です。春めいてきたというときに寒波が入り込んで急に寒くなった状態が「冴え返る」です。
一丈は、長さの単位で、3メートルほど。高さ10数メートルの滝。それが月明の中で白い光りを帯同して轟き落ちています。深山の霊気が感じられて、身の引き締まるような早春の風景です。大げさな表現ですが、古い俳句の独自の響きを持った句と言えるでしょう。
作者は、江戸天明の俳壇の中で門人3,000を擁したと言われています。芭蕉復興の気運を重んじる豪放明快な句風を慕われました。
作者おおしま・りょうたの紹介は、2009年11月28日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・衆院予算委員会で「しっかり」という言葉の連発が気にかかります。いかに普段はおろそかにしているかを露呈しているように見えるからでしょうね。

投稿者 m-staff : 2013年02月08日 09:40

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