[2013年02月09日]

初午の祠ともりぬ雨の中

芥川龍之介(1892~1927)

初午(はつうま)が春の季語。午祭、初午詣、福参、一の午、二の午、三の午、稲荷講なども同意の季語です。
2月の最初の午の日を初午と言い、稲荷神社や祠(ほこら)の祭礼が行われます。よく知られているのは、京都の伏見稲荷、愛知県の豊川稲荷、そのほかに全国には多くの稲荷神社があります。初午にはのぼりを立てて、太鼓を鳴らし、油揚げ、米の粉などを供えます。稲荷は「稲生(いなり)」の意味で、農業の神、田の神であると言われ、田の神が狐を使者にするという古くからの信仰です。2月第2の午の日は二の午、第3の午の日は三の午と言います。
この句で私が思い出すのは、新宿の歌舞伎町に近い、花園神社のお稲荷さんです。祠の蝋燭がゆれている中で、夜のお仕事の女性が華やかなドレスのままに懸命にお祈りをしていた姿が印象的でした。
作者あくたがわ・りゅうのすけの紹介は、2005年6月17日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・リクルートの創業者、江副さんが亡くなりました。76歳。時代の風雲児でしたね。求人情報誌という新事業で多くの人がお世話になりました。合掌。

投稿者 m-staff : 2013年02月09日 10:11

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