[2013年02月16日]

国二つ呼びかひ落す雪崩かな

前田普羅(1884~1954)

雪崩が春の季語。雪なだれ、地こすり、雪くずれも同意の季語です。
雪崩は、冬の間に降り積もった山の雪が、春に入って湿った南風が吹いたり、雨が降ると雪が山上や山腹から一気に崩れ落ちる現象を言います。雪崩には2つあって、1つは降り積もった新雪が自重のために滑り落ちる「表層雪崩」と春になって積雪の底と地面の間に雪解け水が流れて起る「全層雪崩」があります。
この句の「国二つ」が雪崩の大きさを表しています。北の奥深い山の国境では、緩み始めた寒さに春が感じられ、二つの山から雪崩が起きました。轟々と音を立てて雪がゆっくりと谷へ落ちてゆきます。雪崩の後には晴天が広がっています。
作者まえだ・ふらの紹介は、2005年2月5日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・今日は横浜で句会。まだまだ春が遠いと言う天気ですね。でももう直ぐ野球のシーズンになります。

投稿者 m-staff : 2013年02月16日 09:02

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4298