[2013年03月02日]

春一番砂ざらざらと家を責め

福田甲子雄(1927~2005)

春一番が春の季語。春一、春二番、春三番も同意の季語です。
春になって最初に吹く強い南よりの風のことです。2月末から3月始めごろに吹きます。今年もそろそろ吹きそうですね。
長崎県対馬、壱岐の漁師たちが使っていた言葉ですが、戦後は新聞、ラジオなどで広められ、気象用語として定着しました。春一番は中国大陸から日本海に入って発達した低気圧に、南からの暖気が流れ込んで吹くものです。春一とも呼ばれています。この風の暖気は、木の芽を起こしたり、日本海側にフェーン現象を起こすので雪崩や雪解けの洪水が起きたりします。
この句は、実景ですね。強烈な風で家中が砂でざらざらしている光景はおなじみです。毎年、近くの富士見小学校の土のグラウンドから砂が巻き上がります。
作者ふくだ・きねおの紹介は、2006年2月5日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・昨日は、「春一番」が関東地方に吹きました。くしゃみ、鼻づまりの花粉現象が起きはじめました。

投稿者 m-staff : 2013年03月02日 09:48

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