[2013年03月03日]

きぬぎぬのうれひがほある雛かな

加藤三七子(1925~2005)

雛が春の季語。雛祭、桃の節句、雛遊び、ひひな、初雛、内裏雛、紙雛、雛飾るなど多数の同意の季語があります。
雛祭は、3月3日の節句に女の子のある家で幸福・成長を願って雛壇をつくり雛人形をかざり、調度品を備え、菱餅、白酒、桃の花などを供える祭りです。
この句の「きぬぎぬ(後朝)」は、平安時代に、衣を重ねて共寝をした男女が、翌朝に、それぞれの衣服を着て別れることを言います。また、暁の別れも現します。さらに、男女、特に夫婦が別れることも指します。
そこからここでは、雛壇に飾られている内裏雛の男雛と女雛が、1年に1回の出会いから直ぐに別れてまた函の中にまいもどる運命にあると嘆じています。
わたしの初孫は女の子、もう小学校の4年生になりました。
今日は、耳の日。
作者かとう・みなこの紹介は、2005年4月12日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・WBCの日本チームは、ブラジルに苦戦。せこい試合でようやく勝ちました。前途多難ですね。

投稿者 m-staff : 2013年03月03日 09:46

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