[2013年03月05日]

天懸る瀑啓蟄の光りおぶ

丸山哲郎

啓蟄(けいちつ)が春の季語。
啓蟄と言う言葉には、天地が春の活動を示している喜びに溢れ、開放感がありますね。啓はひらく、蟄は巣篭もりのことを表します。土の中に冬眠していた虫が目を覚まして地上に姿を現し始めます。啓蟄をさらに具体的に表す季語には、地虫穴を出づ、蛇穴を出づ、蜥蜴穴を出づ、蟻穴を出づなどが知られています。鷹化して鳩となるも啓蟄を指す言葉の一つと言えます。この頃に鳴る雷を虫出しの雷と言います。
この句は、和歌山県の那智の滝でしょうか。天空から地上へ落ちかかる瀑布は、春の季節を映す巨大なスクリーンのようで啓蟄の光りを帯びていると詠っています。大きな景色が見えますね。
作者まるやま・てつろうの紹介は、2011年11月12日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・2020オリンピックは、東京とイスタンブールの一騎打ちの予想。さてどちらが勝つでしょうか。

投稿者 m-staff : 2013年03月05日 10:53

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