[2013年03月06日]

真円き夕日霾なかに落つ

中村汀女(1900~89)

霾(つちふる)が春の季語。黄沙、黄砂、黄塵万丈(こうじんばんじょう)、霾(ばい)、蒙古風、つちかぜ、霾(よな)ぐもりなど多数の同意の季語があります。
この頃、中国からの粉塵PM2.5が話題になっています。これに黄砂が飛んでくればダブルショックですね。
霾という字は、つちふる、ばい、よななどと呼ばれ、まったくもって難しい漢字です。
中国北部やモンゴルの砂塵が強風に吹き上げられて空を覆い、日本にまで運ばれることがあります。空が黄褐色にとなり、日の光も危うくなります。3月から4月にかけて西日本を中心に起きます。時には雨や雪に混じることもあります。
気象用語では黄砂という現象で、暖かくなったころに現れるうっとうしい気象現象ですね。
この句は、西の空に真ん丸の太陽が黄砂の中に沈んで行く様子を的確にとらえています。
作者なかむら・ていじょの紹介は、2005年1月4日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・大気汚染物質2.5が日本列島を覆うことにならなければいいのですが。WBC予選で韓国が敗退、日本は2次予選で負けそうな気分。

投稿者 m-staff : 2013年03月06日 09:38

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4316