[2013年03月18日]

七いろの貝の釦の春の昼

山口誓子(1901~94)

春の昼が春の季語。春昼(しゅんちゅう)も同意の季語です。
弧状列島が移動性高気圧に覆われる頃になると、毎日晴天が続いて、日差しは明るくなり、ぽかぽかとした陽気につつまれて、昼間はつい眠気を覚えるようになりますね。春ののどかさを一番に感じる時間です。夏、秋、冬には無い春だけが季語として定着しています。近世には、春の暮、や夕べを詠むことが多く、春昼は近代になってから使われるようになりました。
この句は、貝の釦が七色に輝いているように見える、春の昼の物憂い感じが良く出ていますね。
同じ作者に次の句があります。
妙齢の息しづかにて春の昼  誓子
こちらでは妙齢のご婦人の息づかいにたおやかな様子が伝わってきます。うまく表現するものですね。
作者やまぐち・せいしの紹介は、2005年1月24日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・このところパソコンというよりは無線LANの調子が悪くて往生しています。そこでLANに切り替えて何とか送信しています。

投稿者 m-staff : 2013年03月18日 11:24

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4330