[2013年03月27日]

沈丁の香の強ければ雨やらん

松本たかし(1906~56)

沈丁(じんちょう)が春の季語。沈丁花、丁字、瑞香、芸香(うんこう)も同意の季語です。
沈丁花は、花よりも香りを楽しむ植物ですが、花にも少しばかり風情があります。公園などで群れて咲いているのはあまりにも香りが強すぎてむせ返るようですね。
江戸時代に中国から渡来したジンチョウゲ科の常緑低木。高さは1.5メートルほど、庭園などでよく見かけます。光沢のある葉の上に花が咲きます。内側が白、外側が紅色の花がかたまってつきます。花の香りが沈香、丁字に似ているところからこの名前があります。
この句は、特に沈丁花の香りが強いときはきっと雨が降っていると指摘しています。
同じ作者に次の句があります。
沈丁の香を吐きつくし在りしかな  たかし
それほど花の香りが強く感じられるのですね。
作者まつもと・たかしの紹介は、2005年4月18日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・ヨルダンに惨敗、サッカーの日本チームは、やはり本田、長友がいないと勝てないということを証明しました。

投稿者 m-staff : 2013年03月27日 12:13

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