[2013年04月09日]

花が散るニコライ堂の鐘がなる

寺田寅彦(1878~1935)

花が散るが春の季語。落花、散る花、花吹雪、桜吹雪、飛花、花屑、花の塵、花筏など多数の同意の季語があります。
爆弾低気圧のせいでもうほとんど桜の花が散ってしまいました。本当に桜の花の命は短いですね。その花の散る姿を落花と言い、飛花と言います。また花吹雪と言って愛惜の情を表します。桜は咲く花も散る花も古くから詩歌に詠まれ私たちのこころをとらえてきました。特に散る花には格段の思いを託してきました。
この句のニコライ堂は、東京神田駿河台にある教会堂。日本ハリストス正教の中央本部。1891(明治24)年に建立され、火事で焼失し、1929年に再建されました。ニコライ聖堂とも呼ばれています。青銅のドームが印象的な建物で、駿河台下の河出書房に勤めていたときによく見かけました。ニコライ堂の鐘の音もまだ耳に残っています。この句はその情景をよくつかまえていますね。
作者てらだ・とらひこの紹介は、2005年1月1日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・北朝鮮の若き三代目は、一体何を考えているのでしょうか。危ない遊びは世界のつまはじきになります。

投稿者 m-staff : 2013年04月09日 10:03

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