[2013年04月14日]

藤の花産後の顔の睡りをり

森 澄雄(1919~2010)

藤の花が春の季語。藤、山藤、野藤、白藤、藤浪、藤棚、藤房、藤見など多数の同意の句があります。
近くのお宅の庭に今年も藤の花が咲き始めました。白と紫のコントラストがとても美しく毎年咲くのを楽しみにしています。
藤は、蔓性の落葉樹。他の木に絡みついたり、藤棚にささえられたりすて、花を垂らします。それが水に映る姿も素敵で、和歌に多く詠まれてきました。葉は萩に似ており、花房は数10センチから、長いもので1メートルを越します。
薄紫色、または白の四弁の蝶の形をした花が群がって咲きます。舞踊や大津絵の藤娘の妖艶なイメージから様々な思いが見え隠れします。春の終わりに咲くことから少しさ寂しい印象も伝わってきますね。
この句は、子どもを生んで一仕事を終えた妊婦の産後の寝顔と藤の花のイメージが作者の気持ちの中でダブルイメージとしてとらえられています。きっと元気な子どもが生れたのでしょうね。
作者もり・すみおの紹介は、2005年2月22日を参照。
(出典:佐川広治著「季語の花・春」TBSブリタニカ、2001年刊)
・北朝鮮の動きに世界中が振り回されています。まだまだ安心は出来ませんね。内部崩壊が心配されます。

投稿者 m-staff : 2013年04月14日 10:01

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