[2013年04月16日]

道なき谿一輪草の寂しさよ

加藤知世子(1902~86)

一輪草が春の季語。裏紅いちげ、いちげさうも同意の季語です。
一輪草は、二輪草よりも大きな群落を作らないので、花の風情もひそやかに見えます。ほのぐらい樹下に、白い花が浮き立つように見えます。
キンポウゲ科の多年草。高さは20から30センチほど。草地や山の流れの陰に小さな群落をつくり、自生しています。4月から5月にかけて、淡い紫色を帯びた白い花を咲かせます。茎の頂に、梅に似た白い花を一輪咲かせるのでこの名前があります。
この句は、道のない谿(たに)に、ひっそりと寂しげに咲いている一輪草の特徴をよくとらえています。叙情的な作者の思い入れがたっぷりの句になっていますね。
作者なかむら・ていじょの紹介は、2005年1月4日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・かねてから心配していたことが起きましたね。ボストンマラソンでテロ事件が発生。警備の手薄なところを狙われました。

投稿者 m-staff : 2013年04月16日 09:41

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