[2013年04月25日]

3になり9になり蕨伸びにけり

佐藤紅緑(1874~1949)

蕨(わらび)が春の季語。蕨手、初蕨、早蕨(さわらび)、煮蕨、蕨飯、干し蕨も同意の季語です。
小さいときに北海道の原野でよく蕨採りをしたことを思い出します。
ウラボシ科の多年草。山野に自生しています。3月から4月にかけて萌え出てきた蕨は、その形が子どもの握りこぶしに似ているので「蕨手」とも言います。柔らかな日差しを受けて蕨採りをしていると汗ばんできます。かつては木炭を使って灰汁だしをしていましたが今では重曹が使われます。煮た蕨に筍を添えたり、蕨汁、蕨飯、海苔にくるんでてんぷらなどをします。そのまま、卸大根やポン酢にして食べたりします。
この句は、見たそのままを、アラビア数字で「3、9」と表現しているところに作者のユーモアを感じます。
作者さとう・こうりょくの紹介は、2006年12月29日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」創元社、2005年刊)
・24日のNHK「クローズアップ現代」では、企業に対して「組織罰」という新しい刑法の対処方法を検討していると言う報道がありました。時代の流れを感じます。

投稿者 m-staff : 2013年04月25日 10:36

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