[2013年04月27日]

燈火なき乱のいにしへ花あざみ

三橋敏雄(1920~2001)

花あざみ(薊)が春の季語。薊、野薊、薊の花、眉はきも同意の季語です。
薊は、夏の咲くものが多く、野薊だけが春から初夏にかけて咲きます。野薊は薊の代表選手。野薊の棘、紅紫色の鮮やかな美しさに惹かれますね。
キク科の多年草。種類がとても多い。全国の海岸から山地にかけて野生化しています。葉と茎の間に鋭い棘があります。花の後には種子が絮となって飛びます。薊は頭花が女性の用いる眉刷毛に似ているので「眉はき、眉つくり」とも呼ばれています。
この句の「燈火なき乱のいにしへ」とは、第2次世界大戦を意味しています。このフレーズと花あざみがよく響きあっています。戦争は嫌ですね。薊がそういっているようです。薊は、平凡な花ですが、庶民の生活感がよく表すように感じます。
作者みつはし・としおの紹介は、2005年1月21日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花・上巻」創元社、2008年刊)
・今日は絶好の行楽日和。民族の大移動が始まりました。イチローがようやく元気になりました。

投稿者 m-staff : 2013年04月27日 09:20

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