[2013年05月02日]

屋根石のことりと八十八夜かな

成瀬櫻桃子(1925~2004)

八十八夜が春の季語。
毎日見ている富士山が「世界遺産」に登録されるそうです。当方にはあまり関係ないと言ったら言いすぎかしら。
今日は、立春から数えて88日目。昔から農家にとっては、暦の上で大切な日に当ります。この日をめどに、本格的な農事に取り掛かります。また、八十八夜の「別れ霜」といわれるように、気候的にもこのころを境にして安定期に入ります。
昔から文部省唱歌に「なつもちかづく八十八夜」と茶摘歌に歌われていますね。茶所では茶摘の最盛期です。
この句は、風の強い地方でしょうか、屋根に石を載せて風を防いでいます。その石が、偶然にも八十八夜に「ことり」と落ちたという取り合わせが冴えていますね。
作者なるせ・おうとうしの紹介は、2005年6月30日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・寒いですね。北海道では雪が降っています。この寒さを「若葉寒(わかばさむ)と言います。せっかくの若葉なのにね。

投稿者 m-staff : 2013年05月02日 09:56

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