[2013年05月06日]

五女ありて後の男や初幟

正岡子規(1867~1902)

初幟(はつのぼり)が夏の季語。
昨日で鯉幟の泳ぐ時期は終わりましたが、まだ仕舞っていない家が見られます。5月の空には、鯉幟がよく似合いますね。「いらかの波」に泳ぐ鯉の群れはいつ見ても壮観です。端午の節句には男子の出生を祝って立てる幟を言います。
この句は、病気でふせっていた作者がたまたま外出して「初幟」を見たのでしょう。そしてその家では誰かから聞いたのでしょうか。五人も女の子が続いた後にやっと男の子が生れたのでしょうね。昔は、今よりも跡継ぎを重く見ていましたから、これがまさに待ちに待った男の子と言うわけです。その家人たちの誇らしげな様子が伝わってきます。子供を持てなかった作者には、子沢山の家庭がきっとうらやましかったでしょうね。
作者まさおか・しきの紹介は、2005年1月20日を参照。
(出典:「日本の四季 旬の一句」講談社、2002年刊)
・国民栄誉賞の長嶋、松井のお二人の笑顔を心ゆくまで楽しみましょう。一緒の時代に生きた証です。イチローが受賞するときにはどのような演出が待っているのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2013年05月06日 09:37

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